iPhone4 各国の価格

暇つぶしに。Apple Storeについて。

iPhone4の定価はいくらか?
日本のApple Storeでは価格表示されないが、外国版では表示されるのであった。

  • アメリカ (/us/)
    1. iPhone4 16GB From $ 199 (15290円)
    2. iPhone4 32GB From $ 299 (22973円)
  • イギリス (/uk/)
    1. iPhone4 16GB From £510 (61215円)
    2. iPhone4 32GB From £612 (73458円)
  • ドイツ (/de/)
    1. iPhone4 16GB ab 629 € (65688円)
    2. iPhone4 32GB ab 739 € (77144円)
  • フランス (/fr/)
    1. iPhone4 16GB À partir de 629 € (ドイツに同じ)
    2. iPhone4 32GB À partir de 739 € (ドイツに同じ)
  • 中国 (/cn/)
    1. iPhone4 16GB From RMB 4999 起 (60043円)
    2. iPhone4 32GB From RMB 5999 起 (72053円)
  • 香港 (/hk/)
    1. iPhone4 16GB From HK$ 4988 (49159円)
    2. iPhone4 32GB From HK$ 5888 (58028円)

為替計算機はMSNのものを使用。小数点以下すべて切り上げ (2011.09.30現在)
タイ台湾韓国日本と同様、価格表示されず。


ソフトバンク@日本版の定価は? 標準プライスプランのページによれば、以下の通りとなる。

  • 日本 (ソフトバンク)
    1. iPhone4 16GB 46080円 (割賦支払い金額 1920円 * 24回)
    2. iPhone4 32GB 57600円 (割賦支払い金額 2400円 * 24回)

[整理]

  • iPhone4 16GB
    1. 米 15290円 ($ 199)
    2. 日 46080円
    3. 港 49159円 (HK$ 4988)
    4. 中 60043円 (RMB 4999)
    5. 英 61215円 (£ 510)
    6. 豪 64557円 (A$ 859)
    7. 欧 65688円 (629 €)
  • iPhone4 32GB
    1. 米 22973円 ($ 299)
    2. 日 57600円
    3. 港 58028円 (HK$ 5888)
    4. 中 72053円 (RMB 5999)
    5. 英 73458円 (£ 739)
    6. 豪 75079円 (A$ 999)
    7. 欧 77144円 (629 €)

[感想]
■1.Fromって何だろ?
各国のApple Storeに共通するのが、(199ドルから)等のFROM表示。これはどういう意味なのだろうか。キャリアが2つ以上の国では定価が統一されていない、ということなのか? (要検証)


■2.アメリカがぶっちぎりで安い?
携帯回線業者との契約次第だから一概には言えないのかもしれないけど。アメリカの価格がぶっちぎりで安く見えるね。この差は何なんだろう? 赤字覚悟で端末はお安く提供シマス、通信費用の請求で遠慮なく激しく回収シマス。というビジネスモデルが徹底されているのかな。


■3.ソフトバンクは良心的?
アメリカを除けば、実はソフトバンクiPhoneは世界でも安い方にランクされていたりする。史上稀に見る円高ドル安の影響が大きいのだろうし、通信費と端末本体の価格なんていくらでも数字操作できるから、一概には語れないんだけどね。ソフトバンクはこの点をピックアップして、「ソフトバンクのiPhone4は安くて良心的」という印象操作しちゃえば良かったのに。Appleのご指導とか、諸処のしがらみとかあったのだろうか。


■4.ソフトバンクは営業ヘタ (数字の見せ方がヘタ)
今回の調査で困ったのは、ソフトバンクのページを探しても「16GB 46080円」「32GB 57600円」という数字が見つけられなかったこと。標準プライスプランの割賦支払い金額から、わざわざ手計算したのであった。定価を見せないのは、「端末単体のみでは売らないぞ」「回線契約と一式でしか売らないぞ」という意思表示と言えるんだけど。同時に、買い手に与える印象という点で、すごく損をしていると思うんだよね。自分だったらこうするのに。
まず先に。「本体はパソコン以上の最新技術を投下したハイテク機器ですよ。ですからお高いんですよ。5万円というお値段になるんですよ」という数字を見せて顧客に現実を突きつける。次に「本体のお値段は、月月割サービスで消し込みますよ」「実質ゼロ円ですよ」という契約プランを展開してオトク感をアピールする。ただこれだけでいいんだ。
ソフトバンクのキャンペーンも、1.本体は高い → 2.弊社の提供するプランで解決! お得です!! と展開しているようではある。でも決定的なのは、1の部分。肝心の本体価格が、一目瞭然ではない。これが致命的なんだよな。32GBの本体は、57600円かかる。この認識がまず必要なんだよ。この認識がない前提で、2年契約とかの縛りばかり強調されるもんだから。「何だコリャ。ハメられてるのか、俺?」と身構えたくなってしまうんだ。数字の見せ方がヘタだなー、と思うのだった。


■5.個人的には
ソフトバンクが設定してくれた定価がありがたかったりする。理由は、中古品として流通する際に定価の縛りを受けるから。欧米圏(ユーロ)のように、32GB:77144円なんて定価を設定されると、中古での流通価格が7万円オーバーとなる。ところが現状では、中古市場での流通価格は32GB:45000円程度。これが、非常にありがたい。中古を手に入れて何をするのかって? 地図見るのに決まってんだろ! ヽ(`Д´)ノ ゴルァ